静岡県職員組合
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2011年度 県職ニューストピックス

 
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2010年5月
2010年5月10日 定期第1328号
やり切ろう!第31次職場要求闘争
全県統一組織集会を開催
 


 県職は4月28日東海軒会館において全県統一組織集会を開催し、分会・職場から59人(がん労組、病院労組を含む)が参加した。この集会は、職場要求闘争を通じて組織強化を図ると同時に、6月の定期大会に向けて運動方針、「班制導入と給与等変更」2010年度運動の取組を議論する前段集会として位置付けられている。
 職場実態交流、職場要求活動の具体化、支部・分会運営方法等の討議を目的とした支部集会も6月までに行い、統一集会とあわせて第33回組織集会として開催されるものである。

○10年度運動方針(案)
 全体集会で書記長から運動方針(案)の説明があり、分散会で質問・意見交換を行った。「班制導入に伴う給与等の変更」について、総括をもっと詳細に行うべき、早い段階から運動を再構築すべき等の意見が出された。

○「班制導入と給与等変更」10年度運動の取り組み(素案)
 現在行っている①職場要求闘争、②対人事院・対人事委員会闘争対話集会、対県闘争、③公平公正な人事昇任を求める集会等で運動を取組むという方法については異論がなかった。参加者から現状及び課題把握を早く行う必要があるとの意見が多数出された。

○「第31次職場要求」方針(案)
 全体集会で組織部長から「2012年の自律的労使関係を控え組織強化が必要であり、職場要求を通じて組織強化を図る。そのためには対話集会により組合員の声を聞き、運動を構築することが必要。」と方針(案)の説明があった。参加者から職場要求は運動の蓄積が必要、毎年取り組むことが運動・組織の強化につながるとの声が出された。
 
臨時・非常勤に係る当局交渉を実施
一緒に働く仲間の処遇改善を
 
 県職は、第186回本部委員会で決定した「臨時・非常勤職員の労働条件に関する要求書」に基づき、3月29日人事室藤原専門監と交渉を実施した。
 非正規職員の処遇改善は官民問わず社会的課題であり、春闘期における交渉は今回で三度目。今回は、臨時・非常勤職員との対話集会で多くの意見が出された雇い止めについて追及した。
 また、昨年の賃金確定闘争での妥結結果を受けて、忌引休暇の拡大や病気休暇の新設、勤務時間短縮(非常勤職員)が図られるなど、一部で前進回答を引き出した。
 
天下り解消求め着任交渉
 今年も4月1日付けで中央省庁から3人が本県幹部ポストに着任した。地方分権に逆行する中央官僚の天下りに反対する県職は、同日、県庁前早朝宣伝行動を行うとともに、3人に対して申し入れを行った。

【自治労の考える「天下り人事」】
1 集権的な目的を持って行われる人事
2 利益誘導を目的として行われる人事
3 自治体の自主性を阻害する人事
4 同一特定ポストを長期に占有する人事
5 対等、平等性を逸脱する人事
6 自治行政に精通することなく、たらい回し的に行われる人事
 
広がれ!仲間の輪
ユースステーションinつま恋
 
 県職青年部・女性部は4月24日~25日新入組合員歓迎集会 「ユースステーション」をつま恋(掛川)において開催。各支部から新入組合員や先輩、総勢30人が参加。賃金、権利についての学習会だけでなく、交流企画を通じて職場や研修の枠を越えて仲間の輪を広めた。
 
●PlayBack県職ヒストリー12
昭和37年度「全員1号(平均1,830円)の賃金アップ」
 
 深夜まで11時間に及ぶ交渉も含め、団体交渉12回、人事委員会交渉16回と座り込み闘争により、初任給引上げと在職者調整による全員1号(現在の4号 アップが昭和38年1月に実施された。
 この間の給料表の改善等もあり、東京、大阪に次ぐ「県では日本一」と言われる給与水準を勝ち取った。
 もっとも、人事委員会報告による昭和38年4月の平均給与は26,223円 (一般職員)、38年3月に31,356円なったものの、物価上昇が続くなか生活改善には程遠い賃金であった。
 キューバ危機、国鉄三河島事故が起こり、ツイスト、スーダラ節が流行した年であった。
 
●「男女平等社会実現を求める要求書」に基づく交渉を実施
 県職「男女がともに担う運動推進委員会」は毎年、知事に要求書を提出し、県職場だけでなく県内事業所に対して男女共同参画社会の実践に向けた積極的な役割を求めている。
 3月29日所管室の男女共同参画室伊久美専門監及び人事室藤原専門監から回答を受けた後、課題について組合の主張を行った。
 
●働く人が大切にされる社会へ 第81回メーデー
 第81回連合メーデーが4月下旬に県内各地区で開催された。25日に駿府公園で開催された連合静岡地協メーデーには全体で約5千人、県職(県庁、静岡支部)と病院労組からは組合員とその家族を中心に75人が参加した。
 県職は、病院労組とともに県庁本館裏で事前集会を開催の後、のぼり旗やプラカードを掲げて全体集会に結集。集会では「社会の底割れに歯止めをかける」をスローガンに課題等を提起。最後に、公正と連帯の社会実現を求める「メーデー宣言」を採択した。
 集会後は、労組ごとに模擬店を出店。県職は恒例の「火熾し体験」(写真左)を用意。子どもたちは時折吹く悪戯な風に悪戦苦闘しながら火種づくりにチャレンジした。見守る家族と和やかな交流の場となった。

 
●静岡地域10春闘交流会を静岡市内で開催
「派遣村」の湯浅誠さん講演 貧困問題の実態を説明
 
 県職静岡支部や静岡ふれあいユニオン、国労など市内の労働組合が静岡春闘交流会実行委員会をつくり、年越し派遣村などで活躍した湯浅誠さんを招いて講演会を行った。
 組合員や学生、フリーターなど144人(うち県職33人)が参加した。NHKや読売新聞、中日新聞など多くのマスコミが取材に駆け付けた。
 湯浅さんは、「日本は貧困が貧困を呼ぶ『貧困スパイラル』が進み、貧困家庭の子どもの割合が先進国でも突出している。貧困に苦しむ人はお金がないだけでなく、頼れる人がおらず、がんばろうという気持ちになれない。労働組合はたたかう気力を失った人の支援もしてほしい。また正規労働者も、年齢を重ねるごとに支出が増える『年功型支出カーブ』のため苦しい生活になっている。重い負担になっている子育て費用や住宅費などを国がサポートしていくべきだ。」 などと訴えた。
    静岡地域春闘交流会実行委員会事務局(県職静岡支部) 大隅靖


 
 
 
2010年4月
2010年4月10日 定期第1327号
新職格付 事実上の継続協議で受入れ
副知事との春闘団交、苦渋の決断
 
10春闘を年間闘争のスタートとして取り組んできた県職は、3月16日大村副知事との団体交渉に臨み、ここに春闘ヤマ場を迎えた。人事委勧告尊重の基本姿勢は確認できたものの、地域給切替えによる課題の解決に向け強く求めてきた本県独自給料表については、現行の特例月額をもって既に独自給料表になりつつあるとの見解にとどまった。
あわせてこの間、最大の懸案となっていた格付問題について、副知事から最終提案がなされた。組合側の主張を反映した回答を一部で引き出したものの、全体としてはまだ不満な内容。組合側は、4月からの班制を見据えて苦渋の選択。ここで一区切りとするものの、本来短期間で決着できるものではないことから、到達級の課題などを引き続き継続協議させることで、現段階における措置として受け入れることとした。


▲大村副知事に対し格付の再考を求める鈴木委員長と交渉団=3月16日、東館
 
 
人事委事務局長とも春闘団交
 副知事春闘団交前日の3月15日、県職は人事委員会天野事務局長との春闘団交を実施。昨年の夏季一時金の臨時凍結勧告や住居手当、独自給料表、生き生きとした職場づくりなどの課題を訴え、これ以上賃金が下がり続けることで士気の下がることのないよう、労働基本権制約の代償措置としての機能を発揮するよう求めた。
 
文教部職場探訪
お別れです 太田川ダム建設事務所分会
 
 3月号でお伝えしたように、昨年度末をもって太田川ダム建設事務所(森町森)が閉鎖となった。取材班は、まさに年度末の3月30日同分会を訪問した。


▲3月末で事務所は閉所、建物は解体される。


▲昨年11月に竣工した太田川ダム。
 
 
PlayBack県職ヒストリー11
昭和36年 警官千人投入で県公安条例強行採決
 
 昭和36年、集会やデモを規制する公安条例の反対大闘争が勃発。9月議会上程後、県評(今の連合静岡)挙げての県庁座込みで連日抵抗。10月1日、委員会強行可決に抗議して千人が徹夜座込みに入ると、翌朝5時、武装警官隊が暴力的排除を開始。警官千人が議場を囲み、抗議する県民四千人と衝突する中で、自民党が単独採決を強行した。
 この年、今日に続く県職自治研集会の第1回目開催。地域開発の問題点をまとめた資料は、後の沼津三島コンビナート反対闘争にも影響を与えたと言われる。
 組織面では、結成15周年を機に初めて組合員必携(ハンドブック)発行。階層誌「青年婦人部情報」も創刊。なお、賃金面では、中途採用者の前歴換算率の大幅改善を勝ち取っている。

 

 

 

 
●2010年度国際連帯救援カンパ
御協力ありがとうございました
 
 県職で136, 863円集約し、4月9日自治労静岡県本部を通じて自治労中央本部へ寄託しました。
 本年は、メインテーマを「強制労働の禁止」と設定し、世界各地で未だに発生している強制労働の撲滅を目指した取組を進めていきます。
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